説明

千葉県九十九里町にある酒屋”太田屋酒店”のブログです。
お酒・店舗情報などを中心に更新していきますので、宜しくお願い致します。

2011-09-26

急ではありますが…

ワイン会やります!



フランス料理と自然派ワインの会を行います。
一人様¥8500(税込み・ワイン代含む)
場所 荻窪(和日和)
日時
10月2日(日)
Open12:00
Start12:30
定員16名様

お問合せ(rockaction571022@hotmail.co.jp)
仲真迄

料理はこんな感じです。

・ベーコン風味のスブリゾローナ
・焼き茄子と鰹出汁
・秋刀魚の瞬間マリネ 肝とバルサミコのビネグレット
ワサビとジャガイモのクリーム
・鮮魚のポワレ 柑橘がはじけるビネグレット
伊勢海老のクレピネット包み 伊勢海老のスープドポワソンをソースにして
・鴨のロティ 巨砲のソース キノコのクリスピーなタルト
・栗の渋皮煮のフュイダンメール

ワインの個性に合せた料理を着席・コースでご用意します。

とは言え、肩肘張らずに食を楽しむお楽しみ会です。
ジーンズにサンダルでも引っかけて遊びに来て下さい!

ちなみに写真はオオタヤセラーズのトップアル中である仲真氏の部屋の空き瓶。の一部。
当日のワインは秘密です。
楽しみにしていてください。
僕らも楽しみにしています。

飯島・仲真・山中

しずおカー。

去る9月4日、静岡県地酒まつりに行ってまいりました。


今更この記事を書く私のしつこさは、
長年ガラスに張りっぱなしで、剥がれないガムテープ。

山中です。

そんな訳で日本酒。
静岡だらけの大水泳大会って思っていただければ
おのずとテンションも上がるのです。
ポロリはあるのか?!

とね。

品川プリンスで19蔵元が集まる大きなイベントだったのですが、
その中から印象に残った3つを…

白隠正宗 山廃純米酒

これは今回参加できなかった飯島氏と前回「んめっ!」って言って、
今回は仲真氏ともニヤニヤしながら見つめあい。

3人共通でお酒くさい鼻息を荒くした一本。


奇をてらう訳でもなく、過剰な華やかさを持つでもなく。

柔らかい口当たりと米の旨味がゆっくりフェードアウトしていく様な飲み口。
一見地味なんだけど芯があるお酒。

好きすぎて何回も試飲させていただきました。
次回は特大の丼を持参いたします。


喜久酔 純米吟醸 松下米50

長いことキクスイだと思ってたらキクヨイなんですね…

藤枝で米作りから手掛ける純米吟醸。
これまたすーっと流れる様に綺麗な飲み口で、しっとりした感覚が口の中に残る。

街ですれ違って思わず二度見しちゃうくらいの魅力溢れた美人さん。
むしろ追っかけていきますね。電信柱に隠れながら。。    へへっ。。



杉錦 杉錦山廃純米 天保十三年

資料を見て、酸度が一際高く、どんなもんだべな?と思って飲んでみたんですが、
完全にパンクです。

香りのボリュームも構成もシンプル。
味わいも「複雑味」でなく「雑味」。

悪い意味じゃないです。

「品評会?そんなの…(Fから始まる素敵な4文字)だぜ!」的な。。

品評会受けをする煌びやかな香りや味わいに対するアンチテーゼの塊。
荒削りで雑味を伴った酸があるのですが。筋が一本通った独自のスタイル。

木枯らし吹く頃に、燗して丸くなりながらチビチビやりたい。
肴は炙ったイカでいい!ですね。

と。
余談ですが、抽選会で2等が当たりました。
ツキとか運に縁の無い私が当たりました。

一昨日、話題になりました人工衛星の落下。
「こいつも当たっちゃうんじゃないの?!」
って期待と不安に胸を踊らせました。

まだ生きながらえてます。

2011-09-24

こんなガメイいいんじゃない?

今日、地元の小学校にリンカーンメンバーが撮影で来てました。

たまたま、会場に配達もあり行ってみると。
松っちゃんが「トイレ行きたいねん」って体操服姿で言ってました。

初めて見た松っちゃんになんだか幼さを感じた飯島です。


なかなか入荷したワインのブログが書けていないので、いい加減書こうと思います。
本日は、個人的にビツクリした赤のご紹介。

エルヴェ・スオー VdP アルデシュ・ガメイ ラ・スーテロンヌ 2006

エルヴェさんは以前このブログでご紹介した、「ダール・エ・リボ」のダールさんと仲が良く
彼らの元で修行した人。
また、ダールさんの運営する「レ・シャン・リーブル」のワインは
彼の醸造所にて造られているんです。

なんだか紹介するワイン同士が繋がってきました。



このワイン、無ろ過、無清澄で造られており、酸化防止剤も一切入っていないという
自然のまんまなワイン。

でも、還元香はちゃんと収まっています。



ステキな薄旨ワイン。
ガメイっぽさは見え隠れするものの、明らかにシンプルではなく複雑さを兼ね備えていて
正直、こんなガメイいいんじゃない?
って一人で納得。

南仏だからか、シラー品種のワインみたい。
じゃー、シラー飲めばいいじゃん?って思うかもしれませんが
そうでもない。

旨みをたっぷり感じつつも、強くも透き通った酸味。
サラサラとして綺麗な細い線なのに、必要最低限の肉付きがあるボクサーワイン。

そんな、このワインならではの味わいがあります。

ただ、あまり時間を置きすぎるとパワーも半減。
スタミナが弱点です。


この造り手でしか・このワインでしか味わえない。
そんな感覚をこのワインでは感じることが出来ると思います。

是非、お試しください。

2011-09-20

金ピカのままで


9月も後半なのに少し日焼けしました、飯島です。
先日、AIR JAM 2011に行ってきました。

最後のAIR JAMから11年。
もう見ることは出来ないと思っていましたが、復活。
そして、スタンド席を運良く引き当てたわけです。




気のせいか、会場に向かう人も同年代、もしくは年上の人が多かったようにも。


トップバッターの磯部正文BANDからアリーナはぐちゃぐちゃになってましたね。
内心、アリーナーに行きたい衝動がメラメラきてましたが、ここは一緒に行ったシェフ山中と共に、体力に見合った選択(座りながらビールを飲み干す)を。

快晴の為、ビールはハイペース。
SCAFULL KINGが出てきて頃にはちょうど良く出来上がってました。




暗くなってくると、ステージもそうですがスタジアム全体の雰囲気が変わり始めました。

まぁ、暑さも凄かったわけですし、
一日中、何杯ものビールを飲んでたんでしょうね。
近くのお客さん、フラフラになりながらも上に掲げたビールの入った紙コップ、ガッツリ握り潰してました。

そんな豹変したお客さんが現れはじめたブラフマン。




そして、いよいよHi-STANDARD。
力を振り絞って跳ねてました。
高校の時から聞いていて、初めてのハイスタ生ライブ。アツかったです。
スタジアムにいる全員が飛び跳ねてました。




いや~いい一日だったな。
と終わるわけもなく。

シェフと二人で行って、ビールオンリーなわけがない。

ステージのインターバル中に出歩いて見つけてしまったよ、ワイン屋さん。
ビールもインターバルってな感じで、ワイン飲んでました。

ドメーヌ・ペロ・ミノ & ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール


やっぱり書きます、酒ブログ。

ドメーヌ・ペロ・ミノとドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールのブルゴーニュ・ルージュ。
どちらも2008年。


ドメーヌ・ペロ・ミノの方はフランボワーズの果実の心地いい香りと薄っすら香る樽香。
チャーミングな酸と、香りのイメージそのまんまな味わい。
余韻も長くて、フレッシュさ感じるワインでした。

ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールは、香ばしい樽が印象的。
シェフいわくグリエした厚切り肉噛んで飲んだらSoGood!って。
柔らかな味わい、タンニンも細やかでスーッと消えていきます。


酒をたんと飲んで、ちょっぴり昔に戻った一日。

2011-09-17

日本のワインにしては…

大抵、国産ワインの話を聴く時や
雑誌に掲載された記事を見てみると

「日本のワインとしては非常に良くできた」
「秀逸な国産ワイン」
などどうしても(国産ワインとして)味わった
時には良いワインであるという事が前提として、
語られる事が多い用に感じる。

そこには
(世界のワイン生産国に比べては…)
(やっぱりワインはフランス産ですよね)
というような含みが少なからず存在している
ように感じられる。
いや、
そういった意味が強いと思う。


そこでボーペイサージュである。
飲んだ瞬間!
旨すぎてアゴが外れるかと思った!!
いや軽く外れた。

しかもメルロー!
と言うのは実はボクこれまで
このブドウから醸されるワインを
心の底から美味しいと思った記憶が、
皆無なのです。

腰が砕ける程の
ピュアな香味。
まるで人一人も立入らない
森の中を通る湧水を飲んだような
喉をスルリと抜けるスムース感

これを飲んで誰が
「やっぱり国産ワインは…」などと
無駄な言葉を並べるだろうか。

もちろんここのワイン以外にも
素晴らしい日本ワインはあります。
近い将来(国産ワイン)という
枠組を取っ払ってくれるような
ワインも沢山でてくると思います。

それはボクをあまりにもワクワク、ソワソワさせるのです。

ボーぺイサージュ
それは心の底から旨いと思えるワイン
(国産ワイン)という言葉抜きに

p.s.
ただ手に入れるのが容易ではありません。
それでも飲みたすぎてたまに夢にでてきます。

2011-09-15

ノエラのロゼ

今日は先日入荷したワインのうちの一本をご紹介!
このワインとても好評です。


ノエラ・モランタン VdF マリー・ローズ 2010
今、勢いのある女性の造り手、ノエラ・モランタンのロゼ。

彼女、元はワインとは無関係の仕事していたんですが、「ダイナミックなことがしたい!」と転職。2008年に自らのドメーヌを立ち上げ、早くも高い評価を受けている造り手さん。

モットーが直感という男勝りな考え方も魅力的です。




ノエラの二人の祖母の名前をくっ付けて”マリー・ローズ”
実は、この2010年が日本では初リリース。




色が綺麗で、香り華やか!
青野菜を思わせるような香りも。

そして、ほんのり甘く優しい味。
詰まっている感じではなく
 みずみずしくて、じわじわとくるマイペースな味わい群。

飲みやすいというか懐かしさ感じるというか、
なんだか身近でほんわかとした味わい?
一口飲んで「うまっ!」って。

ノエラの直感に当たっちゃった感じですかね?


トゲトゲしさがなく、不思議と女性らしさも感じてしまうワインです。
是非、試してみてください。

なお、このワインは入荷が限られてきますので、試してみたい方はお早めに!

ノエラ・モランタン VdF マリー・ローズ 2010 はこちら! 

2011-09-12

初出店

先日、はちどり食堂さんの夜市に初出店してきました。








手伝ってくれた三浦氏もすっかり楽しんでもらえたみたいで。
隣で出店していた「Boulangerie tane (天然酵母パン)」さんのパンをたらふく食してました。



写真のから揚げ・焼豚はお客さんから頂いちゃったりと、ほのぼのオーラ。
紹介させていただいたワインもたくさんの方に飲んで頂いて、「美味しい」の言葉が聞けて良かったです。





なんだか、出店しているのに”はちどり”雰囲気に飲み込まれ、ゆったり飲んで・食べてとすっかり満喫してしまいました。


来月はお店の一周年記念を兼ねての夜市を予定しているようで、
またまた、お邪魔させていただく予定です。


その他の夜市の様子はコチラ!

2011-09-08

飲む状況は大切

9月に入って早くも一週間。
今年は例年に比べ、蚊の押し付けがましい愛情にウンザリした飯島です。

先日、新たにワインが入荷致しました。


今回は比較的、白が多めのチョイス。
新たなインポーターさんからも入荷です。

入荷したワインに関しては、また後日ということで。
本日は個人的に購入したワインをご紹介。

最近、ピーカン照りな日々がやや落ち着いてきたところなのに、ピーカン照りがぴったりだったんですね。的な白ワイン。

ジェラール・シュレール リースリング キュヴェ・パルティキュリエール 2009
フランスのアルザス地方における有機農法の先駆者ジェラール・シュレールの白ワイン。


今回購入したワインは、そんなシュレールさんのリースリングの定番キュヴェ。

開けてみると、 リースリングらしい華やかさ、灯油感はあるものの
2009年からか
まだ香りが弱く、堅い印象でした。


味わいも多少、酸味に鋭さが。  
でも、明らかに鋭い酸味だけではないのが分ります
なんだか柑橘系の果物をギュッて搾ったようなボリューム感。
 水っぽさを感じさせないというか
味わい成分がギュウギュウに詰まっている感じ。

しっかりとしたミネラル感から
凝縮した味わいになっています。




美味しい、なのに、


ゆっくり飲めば良いものを、
飲んでいる部屋がエコ設定だった為か
 シチュエーションが真夏な感じで
その日で飲み干しました。

ん?シュチエーション?シチュエーション?

まぁ、確実にシュレールさんのワイン
シチュエーションはどうあれ、今後飲む機会はまた出てきそうです。

当店では残念ながら扱っていないんですが、是非機会あれば試してみてください。




最後に一つだけ宣伝を。 

今週末の10日(土曜)に、もう明後日ですが
九十九里の「はちどり食堂」さんの夜市にて自然派ワインの試飲・紹介という形で出店させていただくことになりました。
ご都合よければ立ち寄ってみてください。

2011-09-06

このワインを飲んでから2週間位経つのですが、それでも色褪せないのです。

「2シーター 聞こえはいいが 軽トラです。」

お盆で帰省中の私の交通手段。
人生いつでも半クラッチ 山中です。

この文を作るのに2週間を要しました。。
いつも途中で夢の世界へ飛び立つので。

気付いたら9月ですね~

んでもって今年の夏も素敵な出会いが盛りだくさん。
めくるめく官能的な夜を過ごしたのです。

津金のワイナリー。
ボーペイサージュ "TSUGANE-bleu"。


写真ないので検索してください…


飲食店限定でリリースされた新しいキュヴェのひとつ

遂に出会っちゃいました!
岡本さんのワイン、ずっと憧れてたんです。

仲真氏(ブログを書く書く言って書かない男)が一足先にテイスティング
して「感動した!」って言う代物。

メルローなんですが薄い色調、外観だけじゃ判別不能。
香りはもぉ~ニヤニヤしちゃいます! ビオ香バンザイ!

いやらしい顔のまま口に運んだのですが…

どこまでも優しくてスムースな口当たり。
口から身体全体に漢方やエキゾチックなスパイス、熟度の高いブドウのエキス感が
染みるんです。
そんなニュアンスを届けるための「液体」。って言えばいいんすか?
ロワールのクルトワ親子のワインを思い出しました。

口で説明するのが野暮ったく思ってしまう。そんなワイン。
一言で言うなら、

「もぉぉぉぉお!こんなもん作りやがって!!」です。
本当にクレイジー!



愚直な程のワインバカっぷり。
それが伝わるから飲み手の心を動かすんでしょうね。
愛すべきワインバカが必死に走ってる、
その後ろ姿に魅せられて飲み手も応援せずにはいられない。
見失いたくないから僕らも走り出さずにはいられない。



入手困難が故に今は私達ではまだ扱えないワインです。
扱えなくともお酒の売り手として、今できる事を。
お酒を通して、日常の食卓にほんの少しの贅沢と、感動を。


なんだか収集がつかなくなりそうなのでこの辺で…
口にするたびに優しくて、背筋が伸びる。そんなワインです。