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千葉県九十九里町にある酒屋”太田屋酒店”のブログです。
お酒・店舗情報などを中心に更新していきますので、宜しくお願い致します。

2011-10-28

試飲会 ~2011/10/18~

かなり日にちが経過してしまったんですが、一週間ちょっと前に銀座で行われた野村ユニソンさんの試飲会へ。

今回は勉強に~とか・お店の~とか考えず、ちょっと視点を変えて素直に自分が美味しいと思うワインを探しに。
まぁ、どれも個性があって一概にコレが美味しいとか思った訳ではないんですが、
ふと足を止めていたワインを3本ご紹介しようかと。
なので、なんとなく味わいがガッツリ系になってます。

アレクサンドル・バン プイィ・フュメ 2009
以前、シェフの家でも飲んだことのある”アレクサンドル・バン”
その時飲んだものとは別物なんですが、やっぱり美味しい。

今回60種類のワインが試飲として出されていたんですが、
その中でも一際フレッシュでライチのような甘い香りを放ってました。
でも、甘ったるい訳じゃなく、どこか爽やか。
気分がパーッと晴れ渡るような香り。
トロトロしてて程よい甘みに最後は爽やかなハーブっぽさが出てきて、シュッと消えていきます。
なんかしつこそうなのにしつこくないんですよね。

フィリップ・ジャンボン イリュージョンBB 2007
メモ欄には意味不明な☆マークが羅列・・・。
やっぱり試飲会でのメモ書きは酷いもんです。

まず名前が凄いですよね・・・イリュージョンBB。
BBの意味が気になって、
調べればいいものをシェフにメールで絡みつつ問い合わせてました。

返ってきた答え、
「BB戦士」
・・・やっぱり絡んでみるもんです。もう忘れることはないです。
ちなみに本当の意味は「ボジョレーブラン」でした。

何というか個性が強く、でもその個性がボクにはピタッときたようです。
味わいは濃密で複雑!
かっちりな酸とじんわり来る旨味、苦味、香味・・・探ったらきりがない。
でも、バランスが良く何か一つでも欠ければ、おかしな味わいになりそうな。
そんなギリギリ感からか、今のうちにもっと飲んでおきたいって思っちゃう。
ウチで取り扱いたくなっちゃいました。

 次回の注文まで残っててくれれば・・・。
またゆっくり飲みたいワインです。

ポール・ルイ・ウジェンヌ ピエール・デ・ソン 2006
最後の一本は赤。
 この人のプティット・キュベ・カイユティーヌの方は当店でも評判がいいんですが、
こっちはどうなんだ?ってノリで飲んでみました。

香りは熟成感からそうなるのか、もう茶葉。
味わいは透き通った印象なのにパワーがあり、上品さのある南仏のワインというか、
ベースにカイユティーヌと似ているものを感じつつも、ひと味違う。
なんというか、

・・・丁度いい。

明らかに読む人に何も伝わらない個人的な言葉。
表現不足で申し訳ない。
カイユティーヌも、もちろん美味しいんですが、
香り・味わい共にもう一癖あっても!と思う方。
飲んでみてください。


完全に自分好みの個性で選んだワインを、今回は紹介させて頂いたんですが、
飲んで合わなかったら御免なさい。
ただ、それも発見!

ってな感じで閉めようかと。

2011-10-20

赤いキツネ

と、言ったら緑のたぬきですよね。

たぬきと言ったら平成狸合戦ぽんぽこな訳で。
ぽんぽこと言ったら古今亭志ん朝師匠な訳で。

一度、生で高座を見たかったな…
山中です。

そんな私が悶えたキツネ↓
08 アルボワプピアン ラ シャマード  フィリップ・ボールナール

フランス ジュラの赤なんですが、「プルサール」という品種です。
ソムリエ試験の勉強時にロワールのロモランタンと並んで受験生を萌えさせる素敵な響きの葡萄。

非常に色素の薄いワインができるのですが、
もう素敵過ぎて。
いちごのコンフィチュールに薄っすらナツメグ、ローリエ…って
香りを探りながらも我慢できずに口に運んでしまう位に憎いヤツ。

RWG的に言う梅カツオ。あとは若いミカンや赤すぐり、ほうれん草…かな?
そして後味に残るほろ苦さ。
鮮やかな酸がもたらす軽快な飲み口ながら、舌に蒟蒻ゼリーを張り付けた様なまったり感。
薄口であるが故に、旨味とミネラルをはっきり感じます。

果実味を感じた2秒後に、チャーミングな酸がぶわ~っと追っかけてきて
名残惜しそうに去っていく感じです。

キツネに向かって「うまいね~♪」って語りかけた
寂しい独身男性は私だけじゃないハズ。。

そして後日、知ったのですが、仲真氏と私とが同時期、別々の機会にテイスティング
をし、同時期に飯島氏に個人的な発注をしていたようです。

「一匹のキツネをめぐる2匹のアル中の恋愛劇」

飲んでみてください。きっとあなたも参加せずにはいられない…


ちなみに、私のインスタント麺のトップ3は…

・サッポロ一番 味噌(袋の方)
・赤いきつね(お湯を入れる前に油揚げを1/3食べる)。
・カップヌードル チリトマト(シーフードも捨てがたい)。
です。

でも、私はきつね顔よりたぬき顔の方が好きなのです。

そして、これが支離滅裂なブログのお手本。
では皆様、よいお酒を…。

2011-10-13

秋刀魚のマリネに合わせたかった・・・

飲んだお酒と書くブログが追いついていない昨今。
まぁ、それでもマイペースに書いていきます。
そして、その時書きたいものを書きます。


今日はすっきり・キラキラ・ツルツル・スベスベ?な白。

ドメーヌ・ヴァシュロン サンセール・ブラン 2010
ソーヴィニヨン・ブランという品種。
パッと出てくる産地・・・ニュージーランド、ロワール地方?

そんなロワールのサンセール地区において4代続いて家族で経営してきたドメーヌ。
造り手のことをどうこう言える知識も偉さもないわけですが、
代々、同じ土地にて経験してきて得た知識、それを生かして、引き継いで
さらにまた努力してを繰り返してる訳ですから・・・

とにかく、そりゃーすごいはずですよ!

安っぽい解説御免!


エチケットからヨダレ?違います、水滴です。
でも、ヨダレ出るぐらい開けたとたんにフワ~ってソーヴィニヨン・ブラン独特のいい香りが。


グラスと同化しちゃうぐらいの無色透明。
この液体のどこにそんな爽やかな香りが含まれてるんだって感じです。

なんだか無駄がなく洗練された味わい。
そして、どれだけ成分含んでるんだってくらい余韻が残ります。

ちなみに、このワインは先日のワイン会でシェフの作った秋刀魚の瞬間マリネに
合わせてたんですけど、絶対合いますよね。
まぁ、車の運転係でもあった僕はその時飲めなかったんですが。
食べて飲みたかった・・・。


なんだか今日はブログの雰囲気がいつもと変わってる気がします。
そんな日もあるってことで、
ソーヴィニヨン・ブランの特徴が全力で駆け巡るキラキラワイン。試してみてください。



なお今月末に、かなーり楽しみなワインが入荷しそうです。
お楽しみに!

2011-10-10

夜市 ~一周年~

出店してきました。
はちどり食堂さんの夜市!

かなりの人が集まってました。もうお祭りです。


・・・と、ここで夜市の様子がわかる写真をアップしたいところなんですが、
今回まったくと言っていいほどカメラを持たず、写真を撮ることをサボり。
(しまいには来てもらった友人に撮ってもらっている始末)


手が空いてきたかと思えば、すかさず


占ってもらってました。
(ハワイアンヒーリングサロン)ハレカイさんです。
渋い顔になってます。
前回、見てもらおうと思ってたんですが、終わりの時間まで予約でいっぱいだった訳です。


そして、この人も。


なんだか写真で見ると悪いことでもあったのか?って見えますが、
この後、三浦氏は目をキラキラさせながら帰ってきました。

そして、何かが舞い降りたかのようにやる気パワーがみなぎっていました。
ちなみに僕も。

そんな訳で、その後は妙に高いテンションのままワインを紹介しつつ(味を確認しつつ)、
気付けば良い気分になって、またまたすっかり楽しんで。


結果、カメラはすっかり忘れ去られていたのです。


でもそこは、はちどりさん。
いい写真がいっぱい載ってます。
コチラ!


一周年本当におめでとうございます。
ちなみに来月も夜市は行われますので、ぜひ参加してみてください!


~紹介ワインリスト~

レ・シャン・リーブル ラール・デ・ショワ・ブラン 2009
セバスチャン・リフォー オクシニス "マセラシオン" サンセール・ブラン 2008
ドメーヌ・レ・クラパス VdP アルデシュ・ルージュ "ラブリ" 2008
ポール・ルイ・ウジェンヌ プティ・キュヴェ・カイユティーヌ 2006
ルーカス・トゥンバ レ・グラン・シュマン 2008
エルヴェ・スオー VdP アルデシュ・ガメイ ラ・スーテロンヌ 2006


ワインに関しては今後ブログで紹介していく予定です。

2011-10-07

またまた急ですが。

ブログにツイッターなんかを組み込もうってやってみたものの、
ブログ右側が真っ暗のまま早二週間。
特に案が思い浮かばず、手付かずになっています。飯島です。


またまた直前のお知らせになってしまうんですが、
明日、はちどり食堂さんの夜市に自然派ワインの試飲・紹介という形で出店させていただきます。

今月の夜市は、はちどり食堂さんの一周年記念も兼ねているので
来て頂いた方、全員にオリジナルの手ぬぐいをプレゼントするそうです。


あっ、明日の夜は予定がない!
おっ!ただ酒!
なんかソワソワする。
占いで九十九里の方角が吉って・・・。
ちょうど今、手ぬぐい探してて。

参加の理由はなんでも結構!どうぞ気軽に御参加ください!


詳しくはこちら!


ちなみにまったく関係なく登場、ウチの犬です。

酒愉食楽。

山中です。

遅ればせながら。

今回が初のワイン会開催となったのですが、
際して御指南、御協力いただきました方々には心より御礼申し上げます。
なんとか無事に(?)終える事ができましたので、
簡単ではございますが、御報告にかえさせていただきます。

そしてお越しいただきました皆様へ。

バタバタしててすみません!
楽しんでいただく会のはずがこっちが楽しませていただいちゃって…
次回はエプロン用意しとくのでみんなで仕込みから始めしましょ♪

そして御都合あわずに来られなかった皆様へ。

皆様の踏んだ地団駄の振動は確かに私の心に響きました。
ぜひ、次回遊びに来て下さい。熱い抱擁と供にお待ちしてます!


そんなこんなで週明けからバタバタバタバタ…
昨日は少し気持ちに余裕があったので5分程早く家を出ました。

ブログ用に金木犀の写真を撮ろう!!

と。

小さい頃から金木犀が好きで。
地味で、鮮烈で、儚くて、強くて
うまく言えんけど。。

自宅から職場まで自転車で10分程の行程中に
4ヶ所もスポットがあるんです。

勇んで家を出たのですが、
いざ目の前にして止めました。
僕の中のナルシズムが止めました。

「こういうのは心に留めるから美しいのよね~」

なんて、朝の忙しく行き来するスーツ姿のビジネスマンを尻目に
自分から溢れ出る自意識過剰な美的センスに溺れ
うっとりと、その香りと自分自身に酔いしれた早秋の朝。

まぁ、時計を見た瞬間に酔いは醒めましたが。。

いつもの3倍速でペダルを漕いだ美しき早秋の朝。

そんな私の日常は置いといて…

忙しい日々を送る皆様に
食を通して、お酒を通して。
「ほんの少しの贅沢と感動を。」
私達の標榜とするところが皆様と共有できますように。

そんな会を続けていきます。
有象無象の未熟者達ですが、
オオタヤセラーズを宜しくお願いします。

2011-10-03

ワイン会

今朝目が覚めて窓を開けると、
甘酸っぱくて切ない風がボクの
部屋へ吸い込まれてきました。

少し冷たい空気を吸込み支度を
しようと思った矢先、
昨晩「明日は仕事なので朝早くでます。」
と確かに言っていた飯島君が爆睡している
しかも既に二時間の遅刻!!
起こして聞いてみた
「仕事大丈夫…?」
「全然大丈夫です!」

…絶対大丈夫じゃない。
ボクん家から九十九里まで、
車で二時間はかかるはずだ。

ワイン会前日から駆けつけ
機材の運搬から買い物、
そして飲み会の度に聞かされる
シェフ山中からのウンザリする
説教!
また主催長としての挨拶など
本当に大変だったと思います。

シェフ山中はと言うと前日朝の四時まで
仕事した中で朝六時からの仕込
彼のストイックな料理への姿勢は、
毎回脱帽です。

そしてボク仲真は、
飯島氏、シェフ山中には負けじと
前日から一人前夜祭!!
シェフが時間がないと言えば、
それは大変だと一杯あおり、
生地の焼き具合が納得いかない言えば
一緒に哀しみを分かち合うように
ワインをがぶ飲み!
ボクの胃は、ワインとパンシロンで
満腹の上、ワインの説明は酒屋の
親父風!



そんな三人でどうにか開催できた
ワイン会。
来て頂いたお客様、友達には
ボクら以上に働いていただいて、
この場をかりて
本当にありがとうございました。
本当に。
そしてまた一月に予定しているので、
是非御参加お待ちしています。

今日は焼魚と大阪は能勢の名酒
「秋鹿」で秋の夜風を感じたいと思います。

ワイン会 ~2011/10/02~



先日、荻窪(和日和)にて行ったフランス料理と自然派ワインの会の様子です。














ワインリスト


左から

ルメール・フルニエ レ・バレ 2003
四恩醸造 クレマチス 橙 2009 (マグナム1500ml 手書き)
マッサ・ヴェッキア・ビアンコ 2005
エルヴェ・スオー VdP アルデシュ・ガメイ ラ・スーテロンヌ 2006
ドメーヌ・ヴァシュロン サンセール・ブラン  2010
ピュズラ・ボノーム トゥーレーヌ・ブラン ロルモー・デ・ドゥ・クロワ  2009

※ヴァシュロンが二本入っちゃってました...一番右です。

クレマチスの手書き部分。